昭和の子供たちに会える街

古代蓮昭和の子供たちに会える街 わらべ人形通り

銅人形のわらべたちが遊ぶ街


童(わらべ)の記憶
 行田市の中心を走る県道128号線(旧国道125号線)に、市役所前から860メートルを電線類地中化整備事業に伴い53基の櫓(やぐら)が建ちました。
 櫓の上では、銅人形の童たちが今も昔ながらの遊びに興じています。活き活きした童たちの姿に、きっと思い出の中に沈んでしまった何かを思い出すことでしょう。童たちを見ながらのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。
【童銅人形作者 赤川政由先生ホームページ】http://www.asahi-net.or.jp/~pj4m-akgw/

童の作品名一覧
01 はねつき 14 おまつりのおと「つづみ」 27 おまつり
02 こままわし 15 七夕「星に願いを」 28 あさがお市
03 力じまん 16 こいつり 29 ものうり「とうがらし」
04 酉の市 17 わころがし 30 にっぽんいち
05 つなひき 18 たけとんぼ 31 シャボン玉
06 あやとり「あそぼうよ」 19 ひなながし 332 火の用心
07 みずまき「あ!」 20 ふなあそび 33 星ころがし
08 雨やどり 21 たこあげ 34 ちゃんばら
09 はなたれっこ 22 まつり「ふえふき童子」 35 ちゃんちゃんばら
10 遠めがね 23 きつねおどり 36 朝のおそうじ
11 ゆうすずみ 24 大漁 37 酉の市に行こう
12 たけうま 25 こもり 38 なにしているの
13 とんぼつり 26 夕立ち 39 なわとび

櫓(やぐら)の上のお友達
 屋根つきの櫓(傷みが激しくて危険防止のため屋根は現在取り払われています。)の上には童たちと共に十二支のお友達がいます。いまでは、なじみが薄い十二支ですが、昔の童たちにはきっと欠かせない存在だったんですね。
 じつは、女の子のわらべにだけ屋根があり一緒に十二支のお友達がいます。箱入り娘の女の子を雨ざらしにするわけにはいかないと屋根をつけて、寂しい思いをさせるのはかわいそうだとお友達がいるんですね。屋根とお友達は商店街の人たちの親心なんです。
 そうそう、星ころがしの童にだけは屋根がありませんでした。星が見えてないと、ころがせませんからね。元気いっぱいの女の子ですからお友達もいません。

01 ねずみ 04 うさぎ 07 うま 10 とり
02 うし 05 たつ 08 ひつじ 11 いぬ
03 とら 05 へび 09 さる 12 いのしし


行田物語
 童たちに混じって、古墳時代から現代までの行田のトピックをつづった行田物語があります。ぜひ行田の歴史に触れてみてください。興味をもったら郷土博物館へGO!!

 (1)徳川幕府を支えたのは忍城主
 (2)戦国のヒロイン甲斐姫
 (3)忍城新城下町「浮き城の街・行田」
 (4)”足袋の行田か、行田の足袋か 忍の行田は足袋でもつ”
 (5)国宝金錯銘鉄剣と古代蓮のロマン」
 (6)知将石田光成の水攻めにも屈せぬ 天下の浮き城

わらべ人形制作秘話・・わらべは40体あった
 「わらべ」は実際には40体作られたそうです。行田の街には、39体設置されていますが、残りの1体はアメリカのサンタフェにあります。「サンタフェ・チルドレンミュージアム」というところに寄贈・設置されて、「亀の庭」で亀を眺めて暮らしています。「ジャパニーズボーイ」としてかわいがられているそうです。

わらべ人形作者・・制作時の想い(作者ホームページ作品紹介より抜粋)
 「39体もの像を一度に制作したのは初めてで、構想から完成までに2年近くもかかりました。製作にかかっている時はいつも「これで死んでもかまわない」ぐらいの気持で行うのですが、このときはホント大変でした。
 自分の作品の中でも「和」の雰囲気のものは珍しく、そういう意味では新境地だったかも知れません。自分達の街の歴史を大切にしつつ、美しい街並み作りに励む行田の人々との、いわば共作といえるでしょう。 1998年」

わらべ人形通り記事一覧

わらべ人形01〜10

01 はねつきの童やぐらのだいこんとねずみ羽子板と羽わらべの帯屋根があったころの櫓プレート★童の記憶、童銅人形作者の思い  >>こちらわらべ人形通り「もっと前!」「後ろ! 後ろ!」 はねつき場の周りで子供たちが羽をつくわらべたちに声援を送る。カァン、カァンと澄んだ音を響かせて垣根を越えるきれいな三色...

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